ボーイング、「ATS」の製造施設をオーストラリアのトゥーンバに設置へ

(写真:Boeing)

ボーイングは9月22日、オーストラリアのクイーンズランド州トゥーンバに同社とオーストラリア政府が共同で開発を進めているUAS(無人航空機システム)「ボーイングATS(Airpower Teaming System)」を製造の製造施設を設置すると発表した。

ATSの製造施設はトゥーンバのウェルキャンプ空港内のウェルキャンプ航空宇宙・防衛地区に建設される計画で、ボーイングにとって北米以外では初の航空機の最終組み立て施設となる。

このプロジェクトは、2028年までに防衛産業の収益を大幅に増加させ、3,500人の新規常勤雇用を創出することを目的とした「クイーンズランド州防衛産業10年ロードマップおよびアクションプラン」のビジョンを実現すると位置付けられており、オーストラリアのキャメロン・ディック財務大臣兼投資担当大臣は「ボーイングとクイーンズランド州の約25年にわたる関係がより強固なものになった」と述べている。

ボーイングATSは有人航空機と協働する自律飛行型UASで、任務に応じた仕様変更を容易に行なえるモジュラー設計の採用と、導入国が自国の運用要求に応じて、自国のシステムを搭載できる。主権的なプラットフォームであることが特徴となっている。

ボーイングのオーストラリア法人ボーイング・オーストラリアとオーストラリア政府はボーイングATSの技術実証機「ロイヤル・ウイングマン」6機の製造契約を締結している。初号機は2021年3月1日に初飛行しており、現在も精力的に試験が継続されている。