ATR、日本メディア向け説明会をオンラインで開催

オンライン説明会に参加したATRのステファノ・ボルトリCEO

ATRは9月7日、日本のメディア関係者向けのオンライン説明会を開催し、同社の製品と市場における最新情報を発表した。

ATRは現在、ATR42-600の派生型で、800m級の滑走路で離着陸可能なSTOVL(短距離離着陸)能力を備えるATR42-600Sの開発を進めている。

ATR42-600SのイメージCG(画像:ATR)

ATR42-600Sの開発作業は2020年から現在まで継続しているCOVID-19の感染拡大の影響から、当初の予定より遅れているとの報道もあるが、オンライン説明会に参加したステファノ・ボルトリCEO(最高経営責任者)は、ATR 42-600Sの仕様確定と要求性能の確認が完了し、量産開始を意味する「成熟度ゲート7」と呼ばれる航空機設計フェーズの最終段階に到達したことを明らかにした上で、初飛行は2023年、納入開始は2025年をそれぞれ予定していると述べた。

日本市場に関しては、政府が温室効果ガス排出量削減の取り組みを強化し、短期的な機材更新需要も増加している日本が引き続き重要な市場であるとの認識を示した上で、日本国内の直近の機材更新需要が最大40機になるとの見通しを示した。