オランダ政府、ドラケン・インターナショナルとF-16戦闘機の売却契約を締結

オランダ空軍のF-16AM(写真:US Air Force)

オランダ政府は6月30日、アメリカ空軍などへ訓練時の仮想敵業務を提供しているアメリカ企業のドラケン・インターナショナルとの間で、オランダ空軍が運用するF-16AM/BMの売却契約を締結したと発表した。

オランダは1970年代末から1990年代前半にかけて合計213機のF-16A/ Bを導入し、MLU(寿命中近代化改修)を行ったF-16AM/BMを運用してきた。

オランダ空軍はF-16AM/BMの後継機としてF-35Aの導入を進めており、段階的にF-16AM/BMを退役させることを決定していた。今回締結されたのは最初に退役する12機分の売却だが、契約には2024年の退役を予定している28機を追加売却するオプションも設定されており、行使されれば最大40機のF-16AM/BMがドラケン・インターナショナルへ売却される。

機体の引き渡しは2022年を予定しており、ドラケン・インターナショナルは購入するF-16AM/BMを、アメリカ空軍と海軍の仮想敵業務に使用する方針を明らかにしている。

ドラケン・インターナショナルは2013年にA-4Kスカイホークなどを使用して業務を開始しているが、同社をはじめとする仮想敵業務提供業者は近年、仮想敵業務を発注する各国の空海軍から、より実戦的な訓練環境を提供することを求められている。

ドラケン・インターナショナルはその要望に対応するため、スペイン空軍から退役したミラージュF1や、L-39練習機の最新仕様L-39NGなどを導入して、フリートを強化していた。