ナヴァル・グループ、ギリシャ海軍水上艦艇近代化計画への新提案を発表

「FDI HN」のイメージCG(画像:Naval Group)

ナヴァル・グループは5月28日、MBDA、タレスと共同で、ギリシャ海軍の水上艦艇近代化計画に対して、新型フリゲート「FDI HN」、ギリシャ海軍が現在運用しているMEKOフリゲートの近代化、ギリシャ産業界の関与の3項目からなる新たな提案を行なったことを明らかにした。

FDI HNはフランス海軍が5隻の建造を計画している、アミラル・ロナルク級フリゲートをベースとしており、兵装はASTER艦対空ミサイルまたはASTERとMICA NG艦対空ミサイルを32発収容できるVLS(垂直発射装置)と近接防御用のRAM、エクゾセMM40B3対艦ミサイルランチゃー8基、、MU90短魚雷の発射管、76mm単装砲を搭載するほか、MBDAが開発した巡航ミサイル「MdCN」(Naval Cruise Missile)の運用能力付与も提案されている。

ナヴァル・グループはギリシャ産業界の関与を高めるため、4隻の建造が計画されている新型フリゲートのうち3隻をギリシャ国内の造船所で建造し、建造にあたって大幅な技術移転を行なうと述べている。

またギリシャ海軍が新型フリゲートの早期導入を望んでいることから、ナヴァル・グループをはじめとする産業チームはフランスで建造される1番艦を2025年までに引渡す。

また同社はフランス政府がFDI HNの就役までのギャップフィラーとして、現在フランス海軍が運用している2隻のフリゲートを2022年にギリシャ海軍へ引き渡すことが、提案パッケージに含まれていることも明らかにしている。

MEKO級フリゲートの近代化に関しては、ナヴァル・グループとタレスの知識と専門性を組み合わせることで、最適なコストパフォーマンスを提供できると述べており、ギリシャ国内で行なわれる改修作業には、タレスのギリシャ法人タレスヘラスS.Aと、ナヴァル・グループおよびタレスが構築している、ギリシャの産業界とのパートナーシップが活用できるとしている。