ネクスター、次世代戦車砲コンセプト「ASCALON」を発表

(画像:Nexter)

フランスのネクスターは4月15日、次世代戦車砲コンセプト「ASCALON」(Autoloaded and SCALable Outperforming guN)を発表した。

ASCALONは口径140mmの滑腔砲の最大長130cmのコンパクトなテレスコープ弾を組み合わせており、誘導砲弾の使用により視程外目標への攻撃能力を備える。

また装填室の最適化により、最大10メガジュールの運動エネルギーを与えることも目標としているほか、ネクスターは特長として新設計のマズルブレーキの導入などによる砲撃時の周囲への圧力の低下、発射時の反動の低減化によって、重量50t以下のプラットホームへの搭載能力を付与することを挙げている。

ネクスターはASCALONを、フランスとドイツがルクレール戦車とレオパルト2戦車の後継として共同開発する次世代戦闘車輌システム「MGCS」の主兵装として提案する意向を示している。

MGCSの主兵装は2022年末までに決定される予定となっており、2025年までには技術的に成熟することが求められているが、ネクスターはルクレール戦車の120mm滑腔砲における長年の経験、伸縮式弾薬のノウハウ、140mmFTMA砲の開発と実射試験などによって、ASCALONは技術的に成熟していると述べている。
なおMGCSの主兵装にはラインメタルが130mm滑腔砲をベースとする武器システムのコンセプトを発表しており、同社はMGCSの技術実証フェーズに応募している。