サーブ、3Dプリンター製外装部品を装着した グリペンの飛行試験に成功

グリペンに装着された3Dプリンター製パネル(写真:SAAB)

サーブは3月30日、3Dプリンターで制作した外装部品を装着したJAS39 グリペンの飛行試験に成功したと発表した。

この試験は、戦場での損傷修復に積層造形がどのように利用できるかを検証することを目的に、3月19日にサーブの航空機部門の拠点が置かれているスウェーデンのリンショーピンで行われた。

グリペンに装着されたのは、素材にPA2200ナイロンポリマーを使用し、アディティブ・マニュファクチャリングにより3Dプリントされた交換用パネルで、3Dコンピュータモデルが存在しなかったことから、機体からオリジナルのパネルを取り外し、スキャニングして製造された。

サーブはフライト後の行われた初期検査で3Dプリンター製ハッチには構造上の変化は生じなかったとした上で、今後はPA2200よりも柔軟性があり、また寒さにも強い素材の検討と、整備場などに3Dプリンターを輸送するためのコンテナソリューションの開発などを進め、より実用性を高めていくと述べている。

3Dプリンター製部品を装着して飛行試験を行ったJAS39グリペン(写真:SAAB)