ノースロップ・グラマン、有人操縦可能なUAV「ファイアーバード」の実証試験を実施

無人形態で飛行する「ファイアーバード」(写真:Northrop Grumman)

ノースロップ・グラマンは4月6日、3月に行なわれた同社のパイロットによる操縦も可能なUAV(無人航空機)「ファイアーバード」の実証試験の詳細を発表し、現時点で実用化されているUAVの中でファイアーバードのみが備えている、随意操縦者搭乗機能の高い汎用性が実証されたと総括した。

試験は多種多様な空域における航空機単独での機動展開や迅速な転地能力など、ユーザー固有のニーズ及び運用要求に応じ得る、ファイアーバードの高い柔軟性を実証するために行なわれたもので、ファイアーバードはオハイオ州デイトン、ワシントンDC、メリーランド州パタクセントリバー、フロリダ州タンパ、マイアミ、キーウェストを中継地として約9,000マイルを飛行している。

フロリダ州キーウェストでは有人形態により、2つの高解像EO/IRセンサー、小型目標探知用の洋上形態マルチ・スペクトル・センサー、そしてAISレシーバー、これら4つのセンサーで構成されるパッケージを使用して、一連の洋上運用イベントを実施して、実証試験プログラムを終了している。

ノースロップ・グラマンでバイス・プレジデント兼自律システムのゼネラル・マネージャーを務めるジェーン・ビショップ氏は、「この飛行によって、ファイヤーバードのみが持つ、有人形態によって所望の地域に展開し、2時間以内に常続ISRのための無人形態、自律運用に移行できるという能力を披露することができました。各中継地点において、顧客の皆様に直接機体をご覧いただき、機体の持つ汎用性、大きなセンサー区画、そしてミッション・ニーズに適合した形態への迅速な変換能力を確認していただくことができました」とのコメントしている。

ファイアーバードは、柔軟性及び入手性を重視して設計されており、新しいペイロードを一日も要せず機体にインストールし、さらにそのペイロードを30分以内で交換することが可能とされている。

ノースロップ・グラマンはこの能力により、ユーザーはファイアーバードを様々な領域及びミッションに迅速に適合させることができると述べている。