ロールス・ロイス、都市型電動航空交通システムでバーティカル・エアロスペースと提携

「VA-X4」のイメージCG(画像:Rolls Royce)

ロールス・ロイスは3月10日、都市型電動航空交通システム(UAM:Urban Air Mobility)の開発を進めているバーティカル・エアロスペースとの提携を発表した。

イギリスのブリストルに拠点を置くバーティカル・エアロスペースは、既に原寸大の電動VTOL(eVTOL)機の飛行試験を行なっており、まもなく「VA-X4」の組み立てにも着手する予定となっている。

電動システムの開発を手がけるロールス・ロイス・エレクトリカルにとってバーティカル・エアロスペースとの提携は、UAM市場における初の商業的合意となる。

ロールス・ロイスは、電気推進システム全体のシステムアーキテクチャ、最新の100kWクラスの電気推進ユニットを含む電力システム、操縦をサポートする配電および電力監視システムの設計と実証を行ない。順調に推移すれば、2024年に認証取得を予定している、最大4名の乗客を乗せて時速320km以上の速度で巡航可能な電動航空機に搭載されることになる。

ロールス・ロイス・エレクトリカルのディレクター、ロブ・ワトソン氏は提携にあたって「バーティカル・エアロスペースの先駆的なeVTOL航空機に電力を供給する技術につき協力できたことを嬉しく思っています。新しい都市型航空交通市場は都市から都市へ人や貨物を移動する方法を変革する可能性を秘めています。今回の素晴らしい提携は、ロールス・ロイスが、この市場において、持続可能な全電源システムのリーディングサプライヤーになるという意気込みを反映するものです」とのコメントを発表している。