IAI、「マリタイム・ハロップ」などを総額1億ドル超で受注

「マリタイム・ハロップ」のイメージCG(画像:IAI)

IAI(Israel Aerospace Industries)は2月1日、自爆突入型UAV(無人航空機)「ハロップ」とその艦載型UAV「マリタイム・ハロップ」と、自爆突入型UAV「ROTEM」の総額1億ドルを超える3つの輸出契約を締結していたことを明らかにした。

IAIはハロップとマリタイム・ハロップは「アジア」、ROTEMの契約は「外国での競争入札で獲得した」ととのみ述べており、契約相手国は明らかにされていない。

ハロップは同社が開発したSEAD(敵防空網制圧用)自爆突入型UAV「ハーピー」の改良型で、レーダー波を感知するパッシブシーカーの代わりにFLIR(前方監視赤外線センサー)とカラーCCDカメラを搭載し、動画のデータリンク機能が追加されたことよってハーピーに比べてより正確な攻撃が可能となり、また用途も拡大している。

マリタイム・ハロップはハロップのシステムを艦艇に移植したもので、IAIは対艦ミサイルを補完する兵器と位置づけている。

偵察・監視にも使用できつ「ROTEM」(写真:IAI)

ROTEMはクアッドコプター型のVTOL(垂直離着陸型)の自爆突入型UAVで、滞空して監視を続けながら光学・赤外線センサーで攻撃目標を捜索し、目標を発見した場合はオペレーターからの指示を受けて目標に突入して、最大1kgまで搭載可能な爆薬と共に自爆する。

攻撃目標を発見できなかった場合や、偵察・監視のみに使用する場合は独自の安全機構により、離陸地点に安全に帰還する能力を備える。

IAIは具体的な実績については明らかにしていないが、ROTEMが世界の複数の軍隊で運用され、実戦で有用性が証明されたと述べている。