IAI、中央アジア某国と「ヘロンMk.2」の売却・リース契約を締結

2020年のシンガポールエアショーで展示された「ヘロンMk.2」

IAI(Israel Aerospace Industries)は1月25日、中央アジアの某国(国名非公表)との間で、同社のUAV(無人航空機)「ヘロンMk.2」の販売とリースに関する2つの契約を締結したと発表した。
契約はヘロンMk.2 2機と偵察用ペイロード、地上設備などから構成されており、IAIはこの取引に数千万ドルの価値があると述べている。

ヘロンMk.2は2020年2月に開催されたシンガポールエアショーで発表された、IAIのUAV「ヘロン」シリーズの最新型。動力をヘロンのロータックス914ピストン・エンジンから、より強力なロータックス915に変更したことで、上昇限度はヘロンの9,144m以上から10,608mへ、最大速度は222km/hから259km/hへ、最大航続時間も40時間から45時間へそれぞれ向上している。また機体も若干大型化しており、整備性の向上も図られている。

ヘロンMk.2への搭載が想定されているセンサーターレット(左)と広域監視ペイロード「WASP」

多用途性能の拡張もヘロンMk.2の特徴の一つで、光学/赤外線センサーやレーダーに加えて、ELINT(電子情報収集)装置やSIGNT(信号情報収集)装置などの搭載も可能とされており、広域監視ペイロード「WASP」の使用により、国境を超えることなく広域を監視することもできる。