ラファエルとエストニア国防軍、「SPIKE SR」対戦車ミサイルのデモンストレーションを実施

最大射程2,000mの「SPIKE SR」(写真:Rafael Advanced Defense Systems)

ラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズは11月23日、9月にエストニア国内で、同国国防軍と共同で行なった「SPIKE SR」対戦車ミサイルのデモンストレーションを行なっていたことを明らかにした。

デモンストレーションにはヨーロッパ諸国の軍の代表団や、既にSPIKEミサイルを運用している国々のメンバーが参加。エストニア国防軍のチームによる操作方法の説明や、屋外および屋内での訓練装置の体験などに加えて、ミサイルの実射も行なわれており、ラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズは発射された2発のSPIKE SRが目標に正確に命中したと述べている。

キャニスターから発射された「SPIKE SR」(写真:Rafael Advanced Defense Systems)

SPIKE SRは重量約10kgの軽量対戦車ミサイルで、2000mに達する最大射程と撃ちっぱなし能力に加えて、長さ98cmのキャニスターに収容して歩兵が携行できるため、既存の軽量対戦車ミサイルに比べて射手の生存性向上が見込まれている。また、下級歩兵でも迅速な運用資格の獲得が可能で、継続的な訓練もほとんど必要としない点も特長となっている。

エストニア国防軍は2019年9月に「SPIKE LR」の導入契約を、ラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズ、ディール・ディフェンス、ラインメタル・エレクトロニクスの合弁企業であるユーロスパイクとの間で締結している。エストニア国防軍はSPIKE SRを導入するかを明らかにしていないが、今回のデモンストレーション期間中にSPIKE SRのタンデムHEAT(High Explosive Anti-Tank)弾頭の評価を実施している。