エアバス・ヘリコプターズの回転翼型UAS「VSR700」、初の自由飛行を実施

自由飛行を行なったVSR700(Copyright Thierry Rostang)

エアバス・ヘリコプターズは7月28日、同社が開発を進めている回転翼型UAS(無人航空システム)「VSR700」が、南フランスのエクサン・プロヴァンス近郊のドローンテストセンターで、約10分間の自由飛行を行なったと発表した。

VSR700は2019年11月8日に初飛行を行なっているが、この飛行は試験のために与えられた耐空証明に基づき飛行エリアが限定されていたことから、約30mのケーブルを接続した状態で飛行している。

エアバス・ヘリコプターズは初飛行から9ヵ月の間にGPSやWi-fi、ビーコンなどから取得した位置情報で仮想境界線を作る「ジオフェンシング」機能と、必要に応じてミッションを終了させることができる飛行終了システムをVSR700に実装し、自動操縦ソフトウェアの更新、構造の変更と補強などの改良も行なっており、今後も飛行領域を拡張していくとしている。

エアバス・ヘリコプターズのブルーノ・エヴェンCEOは「VSR700が達成した自由飛行は、フランス海軍の将来のUAS導入に向けたリスク低減研究の一環として、2021年末に実施される海上運用試験に向けた大きな一歩です。このプログラムではフランスのPlanAero社の協力を得て、2機のデモ機とオプションの機体をフル活用し、艦艇でのUAS運用を成功させるための技術と運用方法を開発し、成熟させることができます」と述べている。