エアバス・ヘリコプターズ、EASAからH160の型式証明を取得

H160の試作3号機((c)Eric Raz_lowres)

エアバス・ヘリコプターズは7月2日、開発を進めている多用途双発ヘリコプターH160 の型式証明をEASA(欧州航空安全庁)から取得したと発表した。アメリカの顧客への初号機納入は2020年内を予定しており、今後FAA(アメリカ連邦航空局)からの型式証明も取得する予定となっている。

H160は飛行試験とでもフライトを合わせて1,500時間以上飛行しており、エアバス・ヘリコプターズは今後もプロトタイプ3機、量産初号機、追加のテスト用「ダイナミック・ヘリコプター・ゼロ」と「システム・ヘリコプター・ゼロ」を使用して通して開発と認証取得の準備を行い、初号機の就航に向けて航空機の精度を成熟させるとしている。

最終組み立てライン上のH160

H160 は新たに開発された低騒音のメインローター・ブレード「ブルーエッジ」、最新のアビオニクスシステム「ヘリオニクス」、搭載機器の整備作業を容易にするための「メンテナンス・エコシステム」、3D技術文書ツールなど、エアバス・ヘリコプターズの新技術が盛り込まれている。

EASA のレイチェル・デーシュラー認証ディレクターはH160の型式認証取得を受けて「H160 の型式証明の取得は、EASA とエアバス・ヘリコプターズの技術チームの豊かな協力精神とともに達成しました。これは、数年にわたる多大な努力と最高の安全基準を確実に達成するための徹底的な設計とテストを重ねた結果です。H160 のデザインは、幅広い用途のミッションに適しています。また、燃料消費において最も環境に優しく、同クラスで最も静かなヘリコプターのひとつです。この型式認証プロジェクト特有の課題を克服するために建設的な協力、そして強い責任感を持って継続的に尽力した技術スタッフに私の個人的な感謝と祝辞を伝えたいと思います」とのコメントを発表している。