スウェーデンのFMV、新ジェット練習機のRFIを発出

スウェーデン空軍博物館に展示されているSK60の退役機

スウェーデンで防衛装備品の調達などを担当する国防事業庁(FMV)は5月4日、スウェーデン空軍が運用するSK60(サーブ105)を後継するジェット練習機のRFI(情報提供要求)を発出した。

スウェーデン空軍は1967年から72機のSK60を導入し、現在も約40機を運用しているが、耐用年数を迎えて退役する機体の増加に加え、設計の古さから今後スウェーデン空軍の主力戦闘機として導入されるJAS39グリペンEのパイロットの訓練には適していないことも指摘されていた。

スウェーデン空軍でグリペンプログラムの責任者を務めるトールニー・フェルトハマー大佐は、2020年3月に開催されたJAS39グリペンの最新状況を説明する「グリペンセミナー」で、グリペンEの導入に伴って一線部隊を退くJAS39Dを練習機として使用する計画があることを明らかにしてたが、今回国防事業庁が発出したRFIは、2023年第3四半期までに新練習機を納入することを求めている。

ボーイングとサーブが共同開発したT-7A(写真:Boeing)

スウェーデン空軍はSK60の後継機に関して、必ずしもジェット機である必要はなく、ピラタスPC-21のようなグラスコックピットを備えたターボプロップ機も視野に入れているとの見解を示したこともあるが、今回ジェット練習機のRFIが発出されたことにより、ボーイングとサーブが共同開発した、T-7Aレッドホーク(アメリカ空軍での名称)を軸に、機種選定が進められていくことになると見られている。