ロールス・ロイス、人工呼吸器の生産支援を加速へ

(写真:Rolls Royce)

ロールス・ロイスは同社が参加している「VentilatorChallengeUK」がイギリス政府から正式な要請を受け、人工呼吸器の生産を加速していくとのステートメントを発表した。

「VentilatorChallengeUK」はCOVID-19の流行により需要が増加している人工呼吸器の増産に取り組むコンソーシアムで、需要の急増に対応するため呼吸器は既存技術を活用し、イギリスのサプライチェーンですぐに入手できる素材や部品を組み合わせて生産される。

コンソーシアム内でロールス・ロイスは、既存のサプライチェーンと並行する体制を確立し、イギリスのエンジニアリング企業GKNが手がける新しい組み立て工場に部品を迅速に供給する役割を担っている。既存の供給体制は既存メーカーの供給増加に対応しているため、別のサプライチェーンが必要とされており、ロールス・ロイスは課題として、最適なサプライヤーを特定し、契約を結び、供給体制を整えることを挙げている。

ロールス・ロイスでこのプロジェクトチームのプログラム・リーダーを務めるナイジェル・ピアース氏は「現在はソリフルのコントロールズ事業部で勤務する計測器、バルブ、ポンプの担当者らのほか、ダービーオフィスに勤務するビジネス、調達、プログラムマネジメント担当者らが活動を行っており、チームは今後、大幅に増える見込みです。またアメリカの人員も活用し、24時間の稼働に備えています。供給体制が整えば、アクセンチュアと連携し、部品の輸送を始めます。ソルフルなどの拠点の生産や組み立て能力を精査し、この取り組みへ支援強化ができるかも検討しています」と述べている。