三菱造船、フィリピン沿岸警備隊向けに多目的船2隻を建造

多目的船の調印式(写真:三菱造船)

三菱重工業は3月6日、同社の子会社である三菱造船が、フィリピン共和国との間で多目的船2隻の建造契約を締結したと発表した。

多目的船の建造は2016年10月に日本国政府とフィリピン共和国の間で調印された「フィリピン沿岸警備隊海上安全対応能力強化事業(フェーズⅡ)」の円借款事業として行なわれるもので、日本の造船技術の活用が期待されている。

三菱重工業によれば多目的船は全長約94m、最大速力24ノット以上、航続距離は4,000海里以上で、EEZ(排他的経済水域)を監視する能力を持つ通信設備や、ヘリコプター用設備、USV(無人水中艇)、高速作業艇などを装備し、フィリピン沿岸警備隊によってEEZの監視や海南救助、海上犯罪対処などに使用される。

2隻の多目的船は三菱造船の下関造船所で建造され、2022年にフィリピン共和国に引き渡される予定となっている。