エアバス、ドイツの委託による 超低視認技術研究の実施を公表

エアバスが実証試験のため製造したプラットフォーム(写真:Airbus)

エアバス・ディフェンス・アンド・スペース(D&S)は11月4日、同社がドイツ国防省の委託を受けて、超低視認性技術の研究と実証試験を行ってきたことを明らかにした上で、各種実証試験のために製造したプラットフォームの画像を公開した。

プラットフォームは全長、全幅とも約12m、重量4,000㎏の全翼機状の航空機で、ダイバータレスインレットの背後にエンジンを配置し、胴体上部に2ヵ所のエア・インテイクを設けている。

胴体前部にはコックピットも設けられており、コックピット部やセンサー開口部に対するレーダー波などの透過試験も行われている。

研究と実証試験ではエンジン吸気ダクト用のレーダー吸収構造を含む低視認材料のテストやレーダー波及び赤外線に対する低視認性技術に重きが置かれており、エアバスD&Sはこの研究と実証試験を通じて、降着装置やウェポンベイのドアなどの低視認性技術も大きく向上したとしている。

エアバスD&Sはドイツ国防省との研究・実証試験契約は完了しており、追加の研究・実証試験も行うことが可能であるとしているが、同社は追加の研究・実証試験ではなく、研究と実証試験で得た知見をユーロファイター・タイフーンの能力向上や、ドイツ、フランス、スペインの3ヵ国が共同開発する新戦闘機「FCAS」に活用される可能性が高いとの見解を示している。