ONERA研究所、ハイブリッド推進旅客機「ドラゴン」のモデルをパリショーに出展

タービンエンジンから分配された電力でダクトファンを駆動して飛行する「ドラゴン」のコンセプトモデル

フランスのONERA研究所は6月に開催された第53回パリエアショーに、ハイブリッド推進型旅客機「ドラゴン」のコンセプトモデルを出展した。

ドラゴンはEU(ヨーロッパ連合)が主導する、環境に優しい航空機の開発と生産を促進する技術実証プロジェクト「クリーンスカイ2」の一環として研究されているもので、乗客150名程度、巡航速度マッハ0.8程度の旅客機に分散電気推進を導入した際の利点と欠点の評価を目的としている。

ドラゴンは胴体後部左右のタービンエンジンから分配された電力によって駆動される、両主翼に複数配置された電動ダクトファンによって飛行する。ONERA研究所は2014年に運行開始された同クラスの旅客機に比べて5~10%程度の燃料消費量の低減を見込んでいる。

また同研究所は実用化時期として想定している2035年には、航空機のコンポーネントの材質の進化などにより、25%程以上低減できるとの見通しも示している。