イギリス空軍と国防科学技術研究所、軽量戦闘用無人航空機「LANCA」プロジェクトの概要を発表

「LANCA」のコンセプトCG(画像:Crown Copyrght)

イギリス空軍で戦闘機の新技術開発などを担当する「ラピッド・カバレッジ・オフィス」(RCO)と国防科学技術研究所(Dstl)は7月22日、軽量戦闘用無人航空機「LANCA」(Lightweight Affordable  Novel Combat Aircraft)プロジェクトの概要を発表した。

LANCAはF-35やユーロファイター・タイフーンのような有人戦闘機と共に展開して、有人戦闘機の防衛力、生存性、情報収集能力を強化する軽量で安価な無人戦闘用航空機の有用性と実現可能性を探るためのプロジェクト。2015年から国防科学技術研究所で研究が開始され、その後同研究所は将来戦闘航空システムイニシアチブの一部としてラピッド・カバレッジ・オフィスに提案。現在は国防科学研究所とラピッド・カバレッジ・オフィスの共同プロジェクトとして進められている。

LANCAプロジェクトには技術実証機「モスキート」の開発が含まれており、ラピッド・カバレッジ・オフィスと国防科学技術研究所は7月22日にモスキートの設計、開発、試作、製造、サポートの調査を行なう「フェーズ1」の契約をボーイングUK、Blue Bear Systems Reserch、Callen-Lenzの3社が率いるチームに与えている。

現在の計画では約12ヵ月間のフェーズ1の後、2つのチームに詳細設計と技術実証機の製造、飛行試験を行なうフェーズ2契約を与える予定となっている。

イギリス国防省は2018年7月に発表した新戦闘機「テンペスト」のコンセプトに、無人戦闘用航空機との協働を盛り込んでおり、LANCAによって開発・実証される技術が、テンペストと協働する無人戦闘用航空機に活用されるものと見られる。