L3とAVX、米陸軍将来偵察・戦闘航空機のコンセプトを発表

L3とAVXが発表した米陸軍将来戦闘・偵察航空機のイメージCG(画像:L3 Technologies)

L3テクノロジーズと、航空機整備を主業とするAVXエアクラフトは4月15日、アメリカ陸軍の将来戦闘・偵察航空機計画の試作機コンペに提案する回転翼機のコンセプトデザインを発表した。

両社が発表したコンセプトデザインに描かれた機体は、AVXエアクラフトが特許を取得した、二重反転ローターを採用してテイルローターを廃し、胴体左右各1基のダクデッドファンを組み合わせた回転翼機「JMR」(Joint-Multi-Role)をベースとしているが、JMRには無い水平尾翼が追加され、JMRでは機首部に配置されていた主翼を胴体中央上部に移すなど、大幅なデザイン変更が行われている。

その上で戦闘・偵察航空機に必要とされるセンサーターレットを機首上部、機関砲を機首下部、ミサイルなどを搭載するスタブウィングを左右胴体にそれぞれ追加している。

L3テクノロジーズのプレスリリースは操縦系へのフライ・バイ・ワイヤの採用、胴体左右の主翼とメインローターを折りたたむことで、C-17クラスの輸送機への搭載や、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の格納庫への収納が可能であること、モジュラー設計の採用による、幅の広い任務への適合性と拡張性などを、両社案の特徴として上げている。

L3テクノロジーズとAVXエアクラフトは2018年12月に、将来戦闘・偵察航空機計画の試作機コンペにおける協業を発表しており、AVXエアクラフトでCEO兼チーフエンジニアを務めるトロイ・ガフェイ氏は、同社とL3テクノロジーズの案は、アメリカ陸軍に手ごろな価格で攻撃・偵察航空機を提供できる」と述べている。