UAEのカリダス、IDEXで新型装輪装甲車「WAHASH」を発表

ユニークなデザインの装輪装甲車「WAHASH」

2015年に設立されたアブダビの新興防衛企業のカリダスは、アブダビで開催された防衛装備展示会「IDEX2019」で、新型8×8装輪装甲車「WAHASH」を発表した。

スペックは全長8.5m、全幅3.2m、全高2.7m、最大戦闘重量32.1t、最大ペイロードは7.5t。車体は前部が太く、後部が細い独特のデザインを採用しており、このデザインについてカリダスはBMP-3と同じ砲塔を搭載した場合でも、安定した浮航能力を得るためと説明している。車内容積は13.5㎥、乗員は歩兵戦闘車型で3名+下車歩兵8名の計11名となっている。

装甲防御力はNATOのSTANAG4569のレベル4、耐地雷・IED防御力は最大でレベル4Bと発表されている。車体断面はそろばんの玉のような形をしており、タイヤが車体から離れて装着されているため、車体が受ける触雷の際の爆風や破片の威力を低減できる構造となっている。また操縦席にはコンポジットアーマーのカバーが装備されている。

「WAHASH」は操縦席を保護する防弾用コンポジット・アーマーを装備している。

エンジンはスカニアのDC13ディーゼルエンジン(出力540kw)、トランスミッションはZFの7AP2600SPをそれぞれ採用している。サスペンションは独立懸架方式のダブルウッイシュボーンと2ステージの油圧サスペンションを組み合わせている。

路上最大速度は130km/h、浮航速度は8~10km/hで、シーステート2での運用が可能とされている。登坂力は70%、後続距離は700kmと発表されている。

IDEX2019で展示された車体にはウクライナの装輪装甲車BTR-4用の無人砲塔BM-3M「SHTURE-M」が搭載されていたが、前述したようにBMP-3用の有人砲塔の搭載も可能となっている。