エアバス、スカパーJASTと衛星通信システム「スペース・ハイウェイ」用衛星を共同開発

「スペース・データ・ハイウェイ」の概念イメージ’(画像:Airbus)

エアバスは2月8日、スカパーJSATと光データ中継サービス「スペース・データ・ハイウェイ」の3基目のデータ中継衛星「EDRS-D」の共同開発契約を締結したと発表した。

スペース・データ・ハイウェイは地上基地局のネットワーク上空に定置する衛星と、最先端レーザー技術を活用した世界初の空中光ファイバーネットワークを使用する通信システムで、2019年2月の時点では1 基目の衛星で、地球観測衛星や無人機、航空機が収集して送信された最大40 テラバイトのデータを、毎秒1.8 ギガビットの速度で中継する能力を持つEDRS-A が配置されている。

今回締結された契約は、EDRS-Dのペイロードとシステム全体に関する設計および開発研究にエアバスとスカパーJSATが共同で出資するもので、スペース・データ・ハイウェイサービスの日本におけるマーケティングはスカパーJSAT を担当する。

EDRS-D のペイロードは3 基の次世代レーザー通信ターミナル(LCT)で構成されており、複数の衛星や航空機、無人機と同時に通信できる。LCT はより広いバンド幅を持ち、日本のレーザーターミナルと双方向、相互運用による通信が可能となる。

EDRS-Dは2025年までにアジア太平洋地域上空に配置される予定で、配置後はスペース・データ・ハイウェイ静止衛星と地球間クロスリンクの伝送距離が拡大。最大7 万5,000 kmの距離で通信を確立し、世界の端から端まで準リアルタイムのデータ伝送が可能となる。