ATRのボルテリ新CEOが来日会見

東京都内で会見を行なったATRのステファノ・ボルテリCEO

11月15日、今年9月にATRの新CEOに就任したステファノ・ボルテリ氏が来日し、東京都内で会見を行なった。

ボルテリCEOは運航コストが安く、また環境への負荷も少ないATRのプロップジェット(ターボプロップ)旅客機は、日本市場のニーズに応える航空機であると述べ、国内観光需要の増や地域間路線の新規開発、洋上監視機型などの政府需要などにより、2025年までに100機の需要があるとの見通しを示した。

またボルテリ氏と共に来日したATRのエリカ・ソメルサロ エアライン・マーケティングマネージャーは、日本国内の約80ある空港のうち50%がリージョナル旅客機に依存しており、その30%がプロップジェット機による運航である事を指摘した上で、プロップジェット機による地域間の航空路の維持と新規開設が、コミュニティの活性化に繋がると述べた。

さらにソメルサロ氏は現在ATRが開発を検討している、800mの滑走距離で離着陸が可能なATR42-600Sについて紹介し、同機の高い短距離離着陸性能と低い環境負荷は、開設が検討されている小笠原空港に最適であるとの認識も示した。

ATR機の絵画を贈呈する松本零士氏(左)とボルテリCEO(右)

なお会見にはスペシャルゲストとして、航空機への造詣が深い漫画家の松本零士氏が招待されており、会見終了後に同氏が描いたATRの絵画がボルテリCEOにプレゼントされた。