スウェーデン海軍の「ゴトランド」、大規模改修後初の公試を開始

艦齢延長と大規模改修を受けて公試を行なう「ゴトランド」(写真:SAAB)

サーブは10月23日、同社傘下の造船企業コックムスで運用寿命延長と近代化改修工事を行っていたスウェーデン海軍の潜水艦「ゴトランド」が、10月19日に洋上公試を開始したと発表した。

「ゴトランド」はAIP(非大気推進)機関を搭載した、世界発の潜水艦として1996年に就役。スウェーデン海軍は2025年以降まで同艦を運用するため、運用寿命延長と近代化改修工事に着手、2018年7月に進水していた。

今回の近代化改修ではAIP機関や戦闘システムなどの更新や、光学式潜望鏡の非貫通型潜望鏡への更新に加えて、就役時には想定していなかった水温の高い海域でも運用するため、胴体中央部で船体を切断し、新型の冷却システムを搭載したセクションを挟み込んで結合するという大規模なもので、改修を受けた「ゴトランド」は全長が60mから62mに、基準排水量は1,500トンから1,580トンにそれぞれ増加している。

なお「ゴトランド」の近代化改修で採用された20以上の新技術は、スウェーデン海軍がゴトランド級の後継艦として建造を計画しているA26型の開発に使用される計画となっている。」