レオナルド、東京で回転翼機型UAV「AW HERO」の概要を紹介

2017年のパリエアショーで展示された「AW HERO」

レオナルド・ヘリコプターズは10月26日と27日の両日、ユーザーを対象に同社製品の最新状況を説明する「レオナルド・ヘリコプターズ・ジャパンセミナー2018」を開催。その席で同社が開発を進めているUAV(無人航空機)「AW HERO」の概要説明を行なった。

AW HEROは全長3.7m、メインローター直径4m、全高1.2mの回転翼型UAVで、滞空時間は6時間(ペイロード35kg時)。艦艇での運用を想定してメインローターの折り畳み機能を備えているほか、燃料もJP-5、JP-8、JetAが使用できるため、艦艇に有人艦載機と混載する際も専用の燃料を搭載する必要が無い。

機首部に10インチ光学/赤外線センサーを収容可能なターレットを設けているほか、胴体下にも器材の収容スペースが設けられており、洋上監視レーダーや携帯電話ローカライザーなどの器材を搭載できる。飛行は完全自律式で、指揮統制端末とペイロード統制端末からなる地上管制局は小型なため機動性が高い。

AW HEROは軍民両用機として開発されており、軍用機としての型式承認は2019年第4四半期、EASA(欧州航空安全局)からの民間機としての型式証明取得は2020年第4四半期をそれぞれ予定している。

レオナルド・ヘリコプターズの担当者は、AE HEROは市販の電動ドローンと異なり、航空機としての安全基準を充たしており、またレオナルドが搭載する洋上監視レーダーなども供給できる点を、AW HEROの長所としてアピールしており、同社は防衛省や海上保安庁、警察、消防などへ提案していく意向を示している。