海上自衛隊のミサイル護衛艦「あたご」、模擬弾道弾の迎撃試験に成功

「あたご」が模擬弾道弾の迎撃に使用したSM-3ブロックⅠBミサイル(写真:アメリカミサイル防衛庁)

アメリカミサイル防衛庁は9月12日、同庁とアメリカ海軍の協力を得て9月11日に行われた、海上自衛隊のミサイル護衛艦「あたご」による、SM-3ミサイルを使用する模擬弾道弾迎撃試験が成功したと発表した。

「JFTM-05」という名称の本試験はハワイで行われ、午後10時37分(現地時間)にバークサンズ射撃場から分離構造の模擬弾道弾を発射。「あたご」は模擬弾道弾の検知と追尾を行なった後、搭載するSM-3ブロックⅠB TU(Threat Upgrade)を発射。太平洋上で迎撃に成功した。

「あたご」と同型艦の「あしがら」は、就役時には弾道ミサイルの捜索・追尾能力のみを備えていたが、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威が高まったことなどを受けて、2010年末に策定された中期防衛力整備計画でイージス武器システムのアップグレードと弾道ミサイルを迎撃するための「イージスBMD5.0」の導入が決定。2012年度から関連装備品の導入などを開始し、「あたご」は2016年7月から改修工事を行なっていた。