ボーイング、米国防総省からF-15の「レギオンポッド」の統合を受注

胴体下部にレギオンポッドを搭載して飛行試験を行なうF-15C(写真:Lockheed Martin)

アメリカ国防総省は8月24日、ボーイングとの間でアメリカ空軍のF-15C戦闘機に、IRST(赤外線捜索追尾システム)ポッド「レギオンポッド」を統合作業一式の契約を締結したと発表した。

契約にはエンジニアリング、開発、製造、統合、テストなどが含まれており、契約金額は2億827万9,000ドルと発表されている。作業はボーイングの軍用機部門の拠点が置かれているミズーリ州セントルイスで行なわれ、作業完了期限は2020年11月に設定されている。

アメリカ空軍はF-15Cを2035年頃まで運用するための近代化改修計画「ゴールデンイーグル」を進めており、IRSTもその一環として位置付けられている。アメリカ国防総省は2012年に一旦IRST統合予算の執行を停止したが、2015年から予算執行を再開し、レギオンポッドとノースロップ・グラマンが開発した「オープンポッド」などを候補に選定作業を行なっていた。

「IRST21センサー」を搭載するレギオンポッドの先端部(写真:Lockheed Martin)

レギオンポッドはロッキード・マーティンがF-16などへの搭載を前提に開発したIRSTポッドで、「IRST21」赤外線センサーと先進のネットワーク技術、データ処理技術の組み合わせにより、広範囲・遠距離の空中目標の捜索・追尾能力を備えている。また搭載する機体のハードウェアとソフトウェアに大きな改修を必要とせず、F-15やF-16をはじめとする戦闘機のほか、戦闘機以外の航空機にも搭載が可能となっている。