オーストラリア、新偵察戦闘車輌「ボクサーCRV」を発注

オーストラリアが導入する「ボクサーCRV」(写真:ラインメタル・ディフェンス・オーストラリア)

オーストラリアのマルコム・ターンブル首相は8月17日、ラインメタルとの間で、総額21億ユーロ(33億オーストラリアドル)で8×8装輪装甲車「ボクサーCRV」211輌を導入する契約書に署名を行なった。

オーストラリアは同国陸軍の運用する装輪装甲車の更新計画「LAND400」計画を進めている。LAND400計画はプロジェクトの詳細を決定するフェーズ1、偵察戦闘車を導入するフェーズ2、歩兵戦闘車と支援車輌を導入するフェーズ3の3段階に分割されており、フェーズ2ではボクサーCRVと、BAEシステムズが提案していた、フィンランドのパトリアが開発した装輪装甲車「AMV」をベースとする「AMV35」が最終候補となり、2017年から1年間をかけてオーストラリア国内で各種試験を実施した結果、2018年3月にボクサーCRVが選定された。

ボクサーCRVは主武装として、35mm機関砲を装備するラインメタルの有人/無人砲塔システム「LANCE」、偵察システムはテクトニカ・オーストラリアの開発した「ALTERA」をそれぞれ搭載し、オーストラリア国内で製造。オーストラリア陸軍への引渡しは2019年から2026年にかけて行なわれる予定となっている。

ボクサーCRVの原型である「ボクサー」は、共同開発国のドイツとオランダのほか、リトアニアに採用されているほか、2003年に共同開発計画から離脱したイギリスも、同国陸軍への採用を前提にプログラムに再加入している。