トルコのFNSS、装輪装甲車「パース」の4×4型をユーロサトリで発表

FNSSが出展した「パース」の戦車駆逐車型

トルコのFNSSは「パース」装輪装甲車の4×4型を、ユーロサトリ2018で発表した。

スペックは全長5.0m、全幅2.1m、全高3.1m(砲塔含む)、路上最大速度110km/h(浮航時6.5km/h、航続距離は700km以上、登坂力は70%。トランスミッションはアリソンのF34を使用しており、パワー・ウェイト・レシオは25hp/tとなっている。

用途は警備や偵察、砲兵の前進観測、標的特定(ドローンのGPS機能を利用)、CBARN観測、などが想定されている。

乗員は4名。操縦席は3方が防弾ガラスに囲まれており、良好な視界を確保している。装甲のレベルは明らかにされていないが、高い耐地雷・IED性能を持つとFNSSは説明している。戦闘重量も明らかにされていないが、CH-47ヘリコプターによる懸吊空輸が可能とされている。

今回展示されたのはFNSSが開発した対戦車ミサイル砲塔「ARCT」(Anti-tank Remote Controlled Turret)を搭載した戦車駆逐車型で、FNSSは戦車駆逐車型以外にも指揮通信型、偵察・監視型などを提案している。

ARCTは重量600kgの、軽装甲車輌などにも搭載可能な軽量対戦車ミサイル砲塔システムで、スタビライザーを備え、全周的に装甲化されている。無人砲塔のため砲塔バスケットを必要としないため、既存の装甲車輌にも容易に統合可能で、車内容積も消費しない。

搭載するミサイルは「KORONET-E」または「MIZAK-O」2基で、副武装として7.62mm機銃(装弾数500発)が装備されている。砲塔は360度旋回可能で仰俯角は-25~+25度、サイトは中~長波の赤外線画像装置、可視光センサー、測距距離10kmのレーザー測距儀が統合されている。