チェコ空軍のグリペン、能力向上改修作業を完了

アップデート改修を受けたチェコ空軍のJAS39Cグリペン(写真:SAAB)

サーブは4月11日、チェコ空軍が運用するJAS39グリペンC戦闘機の能力を拡張する「MS20」コンフィギュレーションへのアップデート作業が完了したと発表した。

MS20コンフィギュレーションはソフトウェアの更新とハードウェアの一部の換装により、ライトニングⅢ目標指示ポッドの運用能力追加や、レーダーモードの追加による空対空能力の強化などを図るもので、スウェーデン空軍のJAS39C/Dにも適応されている。またチェコ空軍のJAS39CにはMS20コンフィギュレーションへのアップデートに合わせてLink-16端末と秘匿通信用モジュールも実装されている。

チェコ空軍のJAS39Cのアップデート作業は、チェコがNATO(北大西洋条約機構)に加入してから満19年目にあたる3月19日から開始され、4月11日までに12機全機のアップデート作業が完了した。

サーブは2018年2月にシンガポールエアショーで開催されたブリーフィングで、グリペンの発展型グリペンNG(E/F)の開発・生産と並行して、MS20コンフィギュレーションのグリペンC/Dの生産継続と、既存ユーザーに対してMS20コンフィギュレーションへのアップデートを提案していく意向を示している。