オーストラリアのマルコム・ターンブル首相とマリス・ペイン国防相は3月14日、同国陸軍の偵察車輌としてラインメタルAGの豪州法人、ラインメタル・ディフェンス・オーストラリアが提案していた8×8の装輪装甲車「ボクサーCRV」を導入すると発表した
オーストラリアは同国陸軍が現在運用している偵察車輌のASLAVと、装甲兵員輸送車のM113を更新する「ランド400」プロジェクトを進めている。
ASLAVを更新するランド400 フェーズ2は、ボクサーにマウザーMk.30-2 30mm単装機関砲を装備した2人用砲塔「LANCE」を搭載したボクサーCRVと、BAEシステムズ・オーストラリアとパトリアが共同提案したAMV35の一騎打ちとなっていた。
オーストラリア陸軍は211輌のボクサーCRVを導入する予定で、調達金額は合計50億オーストラリアドルを超えると見られる。なお、納入開始は2020年からを予定している。