プラサン、非殺傷型RWSをミリポールで発表

暴動鎮圧などを想定して開発されたリモコン・ウェポン・ステーション「SCAT」

 

イスラエルのプラサンは11月20日から24日まで開催された軍事・セキュリティ見本市ミリポール2017に、新型の暴動鎮圧などを想定した非殺傷型のRWS(リモコン・ウェポン・ステーション」「SCAT」(Safe Crowd Attenuating Technology)システムを発表した。

SCATのサイズは全高750m、全幅700m、重量85キロである。360度の旋回が可能で仰俯角は-32~62度となっている。光学センサーはソニーのCCDカメラHD720を搭載しており、最大1,400mまで目標を認識できる。またオプションの暗視装置を搭載すれば、夜間に最大800mの距離で人間を探知、最大400mの距離で個別認識が可能となっている。

武装はイスラエルのイスプラの多連装40ミリ催涙弾発射機「MBL」(Multi Barrel Launcher)を搭載する。MBLは装弾数6発で最大射程は800m、催涙弾のほか発煙弾、ゴム弾などの発射も可能で、ゴム弾を使用した場合の有効射程は30~70mとされている。

またオプションとして長距離音響デバイスとサーチライトも用意されている。

長距離音響デバイスは指向性が高く、長距離にピンポイントで音声を届けるスピーカーとしての機能と、音響によって暴徒に不快感を与え、また平衡感覚喪失を発生させる非殺傷兵器の機能を併せ持つ。

サーチライトは南アフリカのメガレイのMR2300が採用されている。MR2300は光源に300wのキセノン球を使用。照度は250mの距離で70lux。1.2km以上離れた場所で新聞を読み、2km先の物体を確認できる。MR2300は最大有効距離100mのストロボ機能を備えており、ストロボ機能を使用して群衆に不快感と平衡感覚喪失を与えて戦意を喪失させる効果のほか、狙撃などの阻止にも有効とされている。

SCATは非殺傷型RWSだが、イスラエルのIWIの5.56mm機銃NEGEVや7.62ミリ機銃MAGの搭載も可能となっている。