防衛省、来年度予算で長距離空対艦・空対地ミサイルの導入経費を要求

来年度予算案で調達費が要求される空対艦ミサイル「JSM」の実大模型

 

小野寺五典防衛大臣は12月8日に行われた定例会見で、航空自衛隊用のF-35Aに搭載するノルウェーのコングスベルクが開発を進めている空対艦ミサイル「JSM」(Joint-Strike-Missile)の導入経費と、F-15への搭載を想定したアメリカのロッキード・マーティンが開発した長距離空対地ミサイルJASSM(Joint Air-to-Surface Standoff Missile)と長距離空対地/空対艦ミサイル「LRASM」(Long Range Anti-Ship Missile)の導入に向けた調査・準備経費を、平成30年度予算案で追加要求する事を明らかにした。

小野寺防衛大臣はJSMの運用開始時期について「飛行隊が編成をされ、それなりに練度の高い運用ができるそのタイミングに合わせたい」と述べており、初度作戦能力(IOC)と大差無い時期の運用開始を見込んでいるものと見られる。

航空自衛隊はF-4EJ後継機選定の過程で担当者をノルウェーに派遣して調査を行っており、JSMの導入は当初からの規定路線であった可能性もある。なおJASSMとLRASMに関してはF-15などに搭載する場合、機体の改修も必要となる事から、導入開始時期は明言していない。

小野寺防衛大臣これらのミサイルを、弾道ミサイル防衛を行う海上自衛隊のイージス護衛艦に対する洋上脅威の排除や、離島を含めた国土の防衛に用いると述べている。

平成30年度予算案で導入に向けた調査・準備費が要求される「JASSM」の実大模型