大韓航空、ADEXに回転翼型UAV「KUS-10」の技術実証機を出展

大韓航空が出展したKUS-10の技術実証機

大韓航空は10月17日から22日まで韓国で開催されたADEX2017で、同社が開発を進めている回転翼型UAV「KUS-10」を出展した。

KUS-10は2015年に開催されたADEX2015「KUS-VH」として実大モックアップが出展されたUAVで、今回出展された機体は2016年に初飛行した技術実証機で、パイロットによる操縦装置も残されている。

KUS-10はアメリカのMDヘリコプターズが開発した小型単発ヘリコプターのMD500を、ボーイングの協力を得てUAV化するもので、エンジン出力が強化されている点を除けば、全長やローター直径などのサイズはMD500とほとんど変わりはない。

KUS-10は将来的に自律飛行能力を備える計画で、地上の制御コンソール1基で、最大4機のKUS-10を制御する構想もある。用途は機首部のターレットに搭載した電子光学/赤外線センサーによる監視・偵察のほか、ハイドラ2.75インチロケット弾とヘルファイア対戦車ミサイルによる軽攻撃も可能とされている。また、韓国陸軍が採用したAH-64戦闘ヘリコプターの最新型、AH-64Eガーディアンとの共同交戦能力も備える。

韓国陸軍は現在保有している175機のMD500の大部分をKUS-10に改修していくことを検討していると報じられているほか、大韓航空や貨物輸送や森林火災の監視、災害救助などの民需もみこんでいる。