アントノフの新多用途輸送機、An-132が初飛行

初飛行したAn-132の試作機An-132D(写真:Antonov Company)

3月31日、ウクライナのアントノフがサウジアラビアのタクニア・アエロノーティクスと共同で開発を進めていた新型多用途ターボプロップ輸送機のAn-132の技術実証機、An-132Dが初飛行を行った。

今回の初飛行にはウクライナのポロシェンコ大統領も出席。タクニア・アエロノーティクスのテストパイロットが同乗したAn-132Dは約1時間50分のフライトを無事完了した。An-132Dは今後ウクライナで数回のフライトテストを行った後、サウジアラビアに移動してテストを継続する。

An-132は旧ソ連時代に開発された多用途輸送機のAn-32をベースとしているが、エンジンがウクライナ製のAI-20から、プラット・アンド・ホイットニーカナダのPW150Aに変更されたほか、欧米の電子装置の採用により大幅な近代化が図られている。

An-132は現時点でサウジアラビア空軍に6機が採用されており、サウジアラビア空軍は同機を特殊作戦機と電子戦機として使用すると見られる。