中国のポーリー・テクノロジー、レーザー防御システムをIDEXに出展

「サイレントハンター」のレーザー照射装置

中国のポーリー・テクノロジーはIDEX2017に、低速で飛行するドローンなどへの対処を主用途とするレーザー・ディフェンスシステム「サイレントハンター」を出展した。

サイレントハンターの出力は5~30kwで、出力5kw時の射程は200~800m、10kw時で200~2000m、30kw時で200~3000m。目標の捜索はレーザーと光学センサー、ミリ波レーダーを併用する。

対処できる目標の速度は最大60m/s、目標のサイズは最大直径2m、トラッキング精度は15μ以上、通常目標のソフトキルまでの時間は10秒、ビーム発射から次回のビーム発射までの時間は6秒となっており、連続最大照射時間は200秒となっている。

「サイレントハンター」は指揮通信システム、レーダー、光学・電子センサー、ターゲティング・トラッキングシステムなどが統合されている。システム重量は200kgで、会場では6×6のトラックにシステムを搭載し、もう1台の6×6のトラックに電源供給ユニットを搭載して、2輌1組で運用されると紹介されていた。

ポーリー・テクノロジーはサイレントハンターの艦艇への搭載も検討しており、大きな電力を自前で供給できる艦艇であれば、出力向上が可能だとしている。

Jane’sによれば、サイレントハンターは2016年9月に杭州で開催されたG20サミットの周辺警備に使用されており、ポーリー・テクノロジーは現時点では発注が無いものの、複数の国が関心を持っているとJane’sにコメントしている。

 

レーザー照射装置と周辺機器を搭載したトラックの模型