フィンランドのパトリアはIDEX2017に、全周旋回が可能な120mm迫撃砲塔システム「Nemo」をコンテナに搭載した、「Nemoコンテナ」を出展した。
Nemo迫撃砲システムの最大射程は10km以上、通常の発射レートは6発/分で、砲弾の装填は電動によるセミオート式となっており、3名での操作が可能となっている。
システムは20フィートコンテナに収容されており、コンテナは複合装甲、または厚さ8~10mm圧延鋼板によって装甲化されている。複合装甲によって装甲化した場合の総重量は11.4tだが、圧延鋼板を使用した場合は3t程度重量が増加する。コンテナ内部には100発の砲弾が収容可能で、発電装置やエアコン、NBC防御システムも装備されている。
パトリアは「Nemoコンテナ」の使用方法として、拠点防御やトラックなどに搭載する簡易自走迫撃砲、舟艇の搭載などを提案している。