ボーイング・サーブの新練習機「BTX-1」が初飛行

初飛行した「BTX-1」の試作1号機(写真:SAAB)

12月21日(現地時間20日)、ボーイングとサーブがアメリカ空軍の次期高等練習機(T-X)への提案を前提に開発した新練習機「BTX-1」が初飛行を行なった。

初飛行はボーイングの軍用機開発・製造の拠点が置かれるミズーリ州セントルイスで、同社のテストパイロットによって約55分間に渡って行なわれた。BTX-1は現時点で2機が製造されており、2機目は2017年初頭に初飛行を行なう予定となっている。

BTX-1はF-35など第5世代以降の戦闘機パイロットの訓練を想定して開発されており、コックピットにはタッチパネル式大型ディスプレイが採用されているほか、地上のシミュレーターとデータリンクを介しての接続も可能になっている。また、取得性(価格)と整備性の向上にも重きが置かれている。

2024年の運用開始が予定されているアメリカ空軍のT-XにはBTX-1のほか、ロッキード・マーティンと韓国のKAIが、両社が共同開発したT-50をベースとするT-50A、レイセオンとイタリアのレオナルドが、レオナルドのM346をベースとするT-100、ノースロップ・グラマンがスケール・コンポジットの協力を得て開発したモデル400と呼ばれる新型機を、それぞれ提案する意向を示しているほか、アメリカのシエラネバダもトルコのTAIと共同で開発する新型機を提案するとの報道もある。