ベルヘリコプター、JA2016に「ジェットレンジャーX」などを出展

日本では初の一般公開となった「ジェットレンジャーX」の実大モックアップ

日本では初の一般公開となった「ジェットレンジャーX」の実大モックアップ

ベルヘリコプターは2016年国際航空宇宙展に、開発中の小型単発ヘリコプター、「505 ジェットレンジャーX」の実大モックアップを出展した。

ベル505は「ジェットレンジャー」は構造やシステムの一部を、ニックネームを継承したベストセラー機、モデル206の最終型である206L4から継承しているが、空力性能を追求すると共に、パイロットに良好な視界を与える機体デザインや、荷物の出し入れが容易な大型のキャビンドア、フルフラットフロアなど、現代の小型ヘリコプターに求められるニーズに沿った機体となっている。

アビオニクスにはパイロットの負担を軽減する、液晶ディスプレイを用いたガーミンG1000H統合アビオニクスが採用されており、トラフィックインフォメーションシステム(TIS)やシンセティックビジョン、ヘリコプター地形回避警報システムなど、パイロットの状況認識力を高めるオプションも用意されている。

パワープラントにはサフラン・ヘリコプター・エンジンズ製の、デュアルチャンネルFADCEを備えたアリウス2Rが採用されており、優れたオートローテーション機能を備えた高慣性ローターシステムにより、高い安全性も備える。

ベルヘリコプターはこのほか、アメリカ陸軍のヘリコプター全体を更新する「FVL」(Future Vertical Lift)計画の技術実証機JMR-TD(統合型多用途実証機)として開発を進めているティルトローター機V-280バローの大型模型などを出展。また14日に行なわれたディフェンスセミナーでは同社でグローバルビジネス・デベロップメント担当副社長を務めるキース・フレイル氏が講演を行い、陸上自衛隊のAH-1S対戦車ヘリコプターの後継機(AH-X)に、AH-1Zヴァイパーを提案する意向を示している。

V-280「バロー」の大型模型

V-280「バロー」の大型模型