エンブラエル、ファンボロー・エアショーにKC-390を出展

ヨーロッパで初めてお披露目されたKC-390

ヨーロッパで初めてお披露目されたKC-390

ブラジルのエンブラエルは7月11日から17日まで開催されたファンボロー・エアショーの会場に、同社が開発を進めている空中給油/輸送機「KC-390」を出展した。

今回が海外のエアショーデビューとなるKC-390は、C-130とほぼ同規模の戦術輸送機だが、C-130がターボプロップ・エンジンをパワープラントとしているのに対し、インターナショナル・エアロ・エンジンのV2500-E5ターボファン・エンジンをパワープラントとして使用している。

最大貨物搭載量は26tで、BMP-3歩兵戦闘車のような重量の大きな装甲車輌でも1輌を空輸できる。また、プローブ・アンド・ドローグ方式の空中給油装置も備えている。

KC-390の開発にはアルゼンチン、チリ、コロンビア、ポルトガルも参画しており、また2012年には販売を含めた幅広い分野で、ボーイングとの提携も行なっている。

現時点での確定受注はブラジル空軍向けの28機(プロトタイプ2機を含む)のみだが、エンブラエルは開発プログラムへの参加国からの発注やC-130の代替需要などに期待を寄せている。

またエンブラエルは今回のファンボロー・エアショーに、三菱航空機のMRJと同じ、プラット・アンド・ホイットニーのPW1000Gギヤード・ターボファン・エンジンをパワープラントに採用した、MRJにとって最大のライバルとなる「E2」リージョナル・ジェット旅客機も出展している。

MRJ最大のライバルと目されているリージョナルジェット旅客機「E2」

MRJ最大のライバルと目されているリージョナルジェット旅客機「E2」