イギリス陸軍、チャレンジャー2の近代化を検討

近代化改修が計画されているチャレンジャー2戦車(写真:Crown Copyright)

近代化改修が計画されているチャレンジャー2戦車(写真:Crown Copyright)

イギリス国防省が陸軍の運用しているチャレンジャー2戦車の定数を削減し、現役に留める車体の近代化を計画していると、2月3日付のJane’s Defence Weekly誌が報じた。

イギリス陸軍は合計386輌のチェレンジャー2を調達し、現在227輌を運用している。これらは1個機甲師団隷下の3個装甲旅団に各1個戦車連隊、また3個機械化歩兵旅団にそれぞれ1個連隊の6個連隊に配備されているほか、イギリス本土およびカナダでの訓練用として使用されている。

イギリスは2015に10月に発表したSDSR(Strategic Defence and Security Review/戦略防衛・安全保障レビュー)で陸軍の編成を見直し、機械化歩兵旅団をストライク旅団に改変して2個旅団とすることを明らかにしているが、改変される旅団は戦車連隊を持たず、チャレンジャー2は3個装甲旅団隷下の3個連隊のみに配備されるため、定数を150~160輌に削減するとJane’s Defence Weekly誌は報じている。
現役に留まるチャレンジャー2の近代化計画は、2MBT LEP(Main Battle Tank Life Extension Programme)と呼ばれる。このプログラムに対してはチャレンジャー2 を開発したロイヤル・オードナンスの後身であるBAEシステムズ・コンバット・ビハイクル、ロッキード・マーチンUK、ジェネラル・ダイナミックス・ランドシステムズUK、ドイツのKMW(クラウス・マッファイ・ヴェクマン)とラインメタル、ベルギーのCMIディフェンス、スイスのRUAGなどが関心を示している。

イギリス国防省は以前にもチャレンジャー2の近代化改修を計画しており、その計画には主砲とパワーパックの換装も含まれていたが、LEPでは主砲とパワーパックには手を付けず、改良は指揮通信やネットワーク能力を中心に行われる模様だ。