サーブは5月10日、軽量電子戦用パッシブセンサー「シリウス・コンパクト」を発表した。
シリウス・コンパクトは同等のパッシブセンサーに比べて小型軽量で、かつ消費電力も少ないため、三脚への設置やドローンへの搭載も行える。モジュール式で拡張性を備えており、単体としてはもちろん、センサーネットワーク、既存センサーの補完としても使用できる。
レーダーやデータリンクの放射の検出だけでなく、分類と脅威の優先順位付けをする能力も備えており、センサーに機密データを保存することなく、状況認識情報の同化と編集を行うこともできる。
なお、シリウス・コンパクトの開発と製造は、スウェーデン国外での存在感をさらに高めるというサーブの戦略に基づき、同社のスウェーデンとフィンランドの両事業部が分担して行う。