ロールス・ロイスの「スピリット・オブ・イノベーション」、全電動航空機として世界最速を達成

(写真:Rolls Royce)

ロールス・ロイスは1月20日、同社が開発した全電動航空機「スピリット・オブ・イノベーション」が2つの世界新記録を達成し、正式に世界最速の全電動航空機となったことが、FAI(国際航空連盟)によって公式認証されたと発表した。

スピリット・オブ・イノベーションは2021年11月16日にイギリスのボスコムダウン空軍基地を拠点に行った試験で3kmに渡って2017年にシーメンスのeAircraftを搭載した「Extra 330 LE Aerobatic aircraft」が達成した従来の最高速度記録を213.04km/h上回る555.9km/hで飛行。また、その後15kmにわたって従来の記録を292.8km/h上回る532.1km/hを飛行しており、この2つの速度記録がFAIによって認証された。

スピリット・オブ・イノベーションはこの飛行で高度3,000mへこれまでの最速記録を60秒短縮した202秒で到達しており、この記録に関してもFIAで検証作業が進められている。

ロールス・ロイスのウォーレン・イーストCEOは「全電動航空機の世界最速記録達成は、ACCELチームとロールス・ロイスによる素晴らしい成果です。この画期的なブレークスルー達成に協力してくれたパートナー、特に航空スタートアップ企業Electroflightに感謝します。このプログラムを通じて開発された先進的なバッテリーと推進技術は、先進航空モビリティ市場(AAM)に革新的な活用方法を提供するでしょう。今回の成果はジェット・ゼロ実現に向けた一つの節目であると同時に、当社が目指す、陸海空輸送の脱炭素化に必要な技術的ブレークスルーを支えるものでもあります」との声明を発表している。