ヒュンダイ・ロテム、多目的無人車輛の韓国陸軍への納入を完了

(画像:Hyundai Rotem)

ヒュンダイ・ロテムは1月10日、戦闘重量2t級の多目的無人車輛2輛の韓国陸軍への納入を完了したと発表した。

ヒュンダイ・ロテムは2021年7月に多目的無人車輛を韓国陸軍に納入。韓国陸軍は性能を評価するため同社の支援を受けGOP(一般前哨)やDMZ(軍事境界線)の監視など実任務環境下での各種試験を実施していた。

多目的無人車輛のベースとなった「HR-シェルパ」

多目的無人車輛はヒュンダイ・ロテムが開発したUGV(無人車輛)「HR-シェルパ」をベースに開発されている。
HR-シェルパは全長2.4m、全幅1.5m、全高0.9m、重量1,800kg(ペイロード600kg)の、電気駆動6輪車で、タイヤはエアレスタイヤを使用している。

路上最大速度は30km/h、不整地での最大速度は10km/h、登能力は60%、降能力は30%、高さ300mmまでの障害物を乗り越える能力を持つ。操作はリモート・コントロールと歩兵などに後続するフォローイングのほか、オプションで自律走行能力も付与できる。稼働時間は5km/hで6時間、最大稼働時間は12時間と発表されている。

韓国陸軍に納入された多目的無人車輛は昼夜を問わず距離4kmまで監視可能なカメラが搭載されている。

ヒュンダイ・ロテムは戦闘員の生存率向上と人々の安全を確保するため、多目的無人車輛に加えて戦車、装甲車などの既存の戦闘車輛の遠隔無人技術も開発していく方針を明らかにしている。