MQ-25Aの試作機「T1」、初の空母運用試験を完了

(写真:Boeing)

アメリカ海軍は12月20日、ボーイングが開発を進めている空中給油を主任務とするUAS(無人航空機システム)MQ‐25A「スティングレイ」の試験機「T1」による、初の空母運用試験が完了したと発表した。

この試験はMQ-25Aの設計が空母で運用する際の環境に統合できるかを確認し、昼と夜の両方の条件下でデッキハンドリングシステムの機能、能力、ハンドリング品質を評価することを目的に、原子力空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」を使用して行なわれたもので、甲板上でのタキシング、カタパルトへの接続、着艦エリアのクリアランス、甲板上での駐機などの操作が行われた。

(写真:Boeing)

アメリカ海軍は地上基地に比べて狭く、多数の航空機がひしめきあう空母の飛行甲板上でMQ-25Aを効率的に運用するため、格納庫から飛行甲板までの移動は専門のオペレーターが行ない、発艦と飛行、着艦はパイロットが行なうという分業制を採用している。

ボーイングはMQ-25のハンドリング用として、ゲーム機で使われているコントローラに慣れている世代の空母の乗員の使用を想定した携帯型制御装置を開発しており、今回の試験ではボーイングのデッキ・ハンドリング・オペレーターがアメリカ海軍の飛行甲板長のすぐそばで、携帯型制御装置を使用してT1の制御を行なっている。