ボーイングATS、デジタル環境下での開発・試験が進行

(写真:Boeing)

ボーイング・オーストラリアは12月8日、有人航空機と協働するUAS(無人航空機システム)「ボーイングATS(Air Teaming System)がデジタル環境において、複数のペイロードの搭載、半自律飛行、有人および無人航空機との協働のデモンストレーションに成功したと発表した。

オーストラリア空軍と共同で行なわれたデモンストレーションは複数の航空機が脅威環境下で動作し、オーストラリア空軍の有人航空機と連携してミッションを遂行するというシナリオに基づいて行なわれ、複数のペイロードの統合と搭載するセンサーの有効性、有人航空機との統合が検証された。

ボーイングはATSの開発にあたって、物理世界での開発や試験と並行して、開発と今回行われたモンストレーションのような試験をデジタル上でも行う「デジタル・ツイン」アプローチを採用している。

ATSのチーフ・キャパシティ・アーキテクトであるブラッド・トンプソン氏はデジタル・ツインアプローチ採用の利点の一つとして、現実的な運用環境でミッションシステムのコードをテストすることが可能で、実機に比べて脅威の環境に合わせたチーム編成のコンセプト策定やペイロードの実装試験を行えることを挙げている。