レイセオン、新型中距離防空レーダー「ゴーストアイMR」を発表

ゴーストアイMR(写真:レイセオン・ミサイル&スぺース)

レイセオン・ミサイル&ディフェンスは10月11日、中距離防空レーダー「ゴーストアイMR」を発表し、ワシントンDCで開催されたアメリカ陸軍の年次総会および防衛装備展示会「AUSA」で展示を行った。

ゴーストアイMRはレイセオン・ミサイル&ディフェンスがアメリカ陸軍の「LTAMDS」(低層防空ミサイルセンサー)として開発と製造を進めている「ゴーストアイ」の派生型で、アメリカなど12ヵ国で使用されている地対空ミサイルシステム「NASAMS」(National Advanced Surface-to-Air Missile System)への統合が想定されている。

ゴーストアイシリーズは360度をカバーできるAESAレーダーで、半導体の素子に大出力を得られるガリウム・ナイトライド(窒化ガリウム)を使用している。

LTAMDS(ゴーストアイ)レイセオン・ミサイル&スペース)

レイセオン・ミサイル&ディフェンスは2019年夏にニューメキシコ州のホワイトサンズミサイル発射場で行なわれたアメリカ陸軍の「Sense Off」コンペティションのためにゴーストアイを製造し、同年10月にアメリカ国防総省との間で、製造契約を締結していた。

同社はゴーストアイの開発にあたって、運用担当者の意見を取り入れており、運用にあたる軍人が実際にレーダーに触れ、設計者やエンジニアと意見を交換する「タッチポイントイベント」を2020年9月から2021年10月までに4回行なっている。
ゴーストアイの1号基は2022年の第4四半期に運用を開始し、2019年10月の契約締結から3年間で6基が運用を開始する予定となっている。