エアバスの高高度滞空型ソーラー無人機「ゼファーS」が高度世界記録を樹立

(写真:Airbus)

エアバスは10月11日、同社の高高度滞空型ソーラー無人機(HAPS)の「ゼファーS」(ZepherS)が、クラス世界新記録となる高度7万6,100フィート(約2万3,200m)に到達したと発表した。

この記録はイギリス国防省と共同で行われた2021年のテスト飛行プログラムにおいて達成された。
テスト飛行プログラムでゼファーSは低空での飛行を 4 回、成層圏での飛行を 2 回、それぞれ実施しており、成層圏での飛行はそれぞれ約 18 日ずつ、合計 36 日以上に達した。

2021年のテスト飛行プログラムにおける成層圏の飛行時間は887時間、これまでの累積飛行時間と合わせた総飛行時間は2,435 時間とに達しており、エアバスはHAPS の成層圏における実際の運用に向けた大きな一歩となったと総括している。

(写真:Airbus)

2021年のテスト飛行プログラムは実際の運用を想定して商業航空機が運航する空域の上と制限空域外で飛行し、将来的なゼファーの活用方法を実証することを目的のひとつとしており、FAA(アメリカ連邦航空局)の許可を取得して、アメリカの航空管制システム(NAS)内での飛行も行われた。

またゼファー専用の地上光学観測システム「OPAZ」(Optical Advanced Earth Observation system for Zepher)のテストや複数のペイロードを統合した飛行も実施されており、エアバスはいずれも良好な結果を得たと述べている。