韓国国防科学研究所、ステルス無人機のコア技術を開発

「ADEX2019」で展示された「KUS-FC」のコンセプトモデル

韓国の防衛事業庁(DAPA)は9月28日、同庁と同じく国防部の下部組織である国防科学研究所が、高いステルス性能を持つUAS(無人航空機システム)の開発に適用できるコア技術を開発したと発表した。

国防科学研究所が開発したのは、RCS(レーダー反射断面積)低減技術と、周波数に応じて電磁波信号の送信または遮断の選択を可能とするレドーム技術、アンテナを機体と一体化する技術、電波吸収剤技術の4つの技術で、DAPAはいずれも2016年から2021年にかけて行われた、国内技術による低視認性兵器のコア技術研究プログラムの成果によるものであると述べている。

またDAPAは9月7日に、国防科学研究所が高いステルス性能を持つUASの形状設計技術と飛行制御アルゴリズムを開発したことも明らかにしている。これらの技術も前述したコア技術研究プログラムの成果によるもので、研究の過程では高いステルス性能を持ち、電波吸収剤を塗布したモックアップによるRCS測定試験も行われている。

(画像:DAPA)

現時点で韓国には高いステルス性を持つUASを開発する具体的な計画は存在していないが、国防科学研究所は高いステルス性能を持つUASの技術実証機「Kaori‐X」の飛行試験を実施しており、大韓航空の航空宇宙ディビジョンは高いステルス性能を持つUAS「KUAS-FC」の開発構想を示している。

なお国防事業庁が9月30日に公開した国産戦闘機KF-21の動画には、KF-21と編隊を組んで飛行する、高いステルス性能を持つと見られるUASが登場している。