東京防衛航空宇宙時評

空挺・島嶼防衛作戦に有用な21世紀の「ジープ」ATV(その6)

軍用ATVには様々タイプが存在しており、電気自動車型も開発されている。

USSOCOM(アメリカ特殊作戦軍)では一部で電動式のATVを使用しているが、静粛性の面では優れているものの充電に時間がかかり、また充電器などのインフラも必要なことから、離島や砂漠などではまだ実用的ではないだろう。

ポラリス・ディフェンス社は電動のATVを発表しているが、これはアメリカ軍が石油由来の燃料の削減に取り組みの一環として、基地内などで使用されるケースが増えている。

同社の開発したEV LSVは30馬力のモーター駆動で、最大速度は時速40.2kmとそれほど高くはないが、基地内での業務に使用するには充分であるという。EV LSVhは四輪駆動で、走行距離は80.4km、充電時間は8時間となっている。
乗員は2名、後部カーゴボックスのペイロードは226.8kgで、重量567kgまでのトレーラーなどを牽引することができる。

 

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